ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

LAPHROAIG

kaepole2011-03-18

すぐ影響されるダンナが、先月だったかな、
シングルモルトのウィスキーを買ってきまして。
なんでも、ハーフサイズの小瓶があったとかで。
私はウィスキーの美味しさがまだわからないお子ちゃまなので、
ちろっと舐めて香りだけたのしませてもらったら、充分。
それより、瓶がきれいなことと、
その瓶が入っていた筒が、気に入ってしまいまして。
「これ頂戴な!」て、中身より容器かいな、ですが。
大きさは、お行儀のいいポテチが入った赤い筒あるでしょ、
あれとちょうど同じくらい。
でね、見た瞬間、これは貯金箱だ、と。どうしても、貯金箱。
そんなわけで、その日より、
ポレポレの現金売上の中から500円硬貨を抜き出しては、
このラフロイグ缶の中に、ぽとりぽとりと落とし始めました。
できれば蓋のところに貯金箱らしい穴を開けたいんだけどね、
けっこうしっかり硬い金属なので、カッターナイフとかでは無理そうなの。
少しずつ溜めて、時々旅行とかに使って、って考えてるんだけど、
まず最初の使い道は、震災の支援にしようね。
昨日、村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」を読みました。
フルートのレッスンに行く往復の電車の中で読み切れたくらいの、短いものだけど、
内容はかなり濃いです。写真も素敵です(奥様撮影だそう)。
そして、半分ちょっと読んだあたりで、なんかニヤけてきちゃいました。
ダンナがこれ読んでウィスキー欲しくなったのが、よっく解った。
村上さんも書いてるけど、
つくられたものはつくられた土地にできるだけ近いところで味わうのが、やっぱりいい。
だけどなかなかそうもいかないから、行った人の話を、聞いたり、読んだり。
時に、手に入るもので気分を想像したりするんですね。
それもまた、旅だなって思います。