ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

言葉の力

kaepole2011-06-25

正直、これまで参加させていただいた中で
いちばんいい朗読会でした・・・。
いい場所と、いい作品と、いい読み手さんが、
ひとつにまあるく包まれた、
あっという間の2時間半でした。
私の出番の前の、赤川次郎の「ラブ・レター」がまた
人情もののイイ話で、、、
引き込まれてぐっときてぼろっと泣けてしまったものだから、
気持ち的にも実質的にも喉の奥が詰まっちゃって、
そのあとフルート吹きにくくて困りましたよもう。
志摩欣哉さん(写真)は、
「僕らなんかは、告白の手紙なんていうと、墨で、巻紙、だなぁ」
なんておっしゃってました。さすがに志摩さんより20ほど下る我々の年代では
巻紙じゃなく、淡い色の便箋、てなイメージだったりするのですが、
さらに20ばかし若くなれば、きっとね、メールでもよいのだと思います。
メールっていうのは、言いたいことの7%しか伝わらないもの、らしいけど、
それでも、
言葉をゆっくり考えて、文字に置いて届ける、という手段は、貴重だったりします。
口下手だったりする者にとってはなおさら。
活字より自筆の方が、手紙より面と向かって言う方が、本当はより伝わるとしても、
直接言えないからこそのフミならば、
ちゃんと、
伝わるものは伝わる、ような、気がします。心が込もる、って、そういうことかな、と。
そんな、精一杯の想いがいっぱいに詰まった、数々の「恋文・ラブレター」。
切なくても嬉しくても、涙出ちゃいますね。。