ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

ダンナネタ

1月10日のダンナの日記がちょっと可笑しかったので、見てみて下さいな。
http://d.hatena.ne.jp/neubauten/20060110
うちのダンナね、ふだんあまりモノを言わない人でね。でも別に寡黙とかいうのでもなくて、おおむねめんどくさがってるフシがあるのね。大事なことは根掘り葉掘り聞かないと、知ってても「知らん」の一言で片づけられちゃうから、要注意なんです。実家からの電話とか、切った後に「お義母さん、なんだって?」と聞くと「いや、特に」とか返されて、それを鵜呑みにしてると大事な伝言を忘れられてたりして、あとから「え〜聞いてないよー!」ってなハメに陥ります。だいたい5回に3回くらい。
何かおもしろいことがあっても、まずそれを説明するのが邪魔クサいらしいのね。わかるけど。たとえば、会社の誰かが言ったひとことがおかしかったとするでしょ、だけどそれは、その人のことを知らないとおかしくなかったり、その一言に至るまでの背景を知らないとおかしさが分からなかったりするもので、そうなると、一から説明しなきゃいけなくなる。そりゃあめんどくさいよね。
だからといって、放っといたんじゃつまらない。それで私、結婚した当初から、毎晩ごはんの度に、「今日は何かおもしろいことあった?」と聞き続けてきました。最初の頃は「ない」と即答されてましたが、そのうちに、『毎日少しずつあった出来事を話していれば、ほんとにおもしろいことがあった時にそれが伝わりやすい』ということにようやく気付いたらしく(そこまでに2〜3年かかりました)、仕事の帰り道に、帰ってから話すネタを考えるようになりました。気の毒に。けれど時々私が「今日は何かおもしろいことあった?」を聞き忘れると、『次に聞かれた時のために取っとこう』と思うらしく、なかなか自主的には話してくれません。そんなの、聞かれなくても言いなよと思うんですが、聞かれないのに話したら「もったいない」のだそうです。しばらく聞き忘れてある日ふとまた「今日は何かおもしろいことあった?」と話しかけると、「あ、油断しとった」とか「何かあったような気がするけど忘れた」とか言います。「そういやぁ...」と、ずいぶん古い話をすることもあります。
そうしながら10年も過ぎれば、多少はマシになってくるもので、十日戎に行った話も、めずらしく自ら切り出しました。ただ残念ながら、アンドリューのネタは私も彼の日記で読み知ることになりましたが。単にそこだけ話し忘れたらしいです。忘れんとってくれ、肝心なとこやん。
よく、黙ってうろうろと何かを探してることもあります。家の中のことなら、訊いてくれれば早いのに。そのたびに私は、「なんでもきいて〜」と言います。でも、やっぱりなかなか訊いてくれません。
だけど、ま、基本的に自分のことは自分でする人なので、おかげで私も自分のことが好きにやれてるんだな、と、そのあたりは、とっても感謝してます。