ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

Hillman

kaepole2006-07-30

ヒルマンの噂は、かねてから聞いていて、とにかくおいしい!と。そしてオーナーの佐藤さんは、実にオットコマエな方だと。その佐藤さんの作るフレンチをいただいてワインを飲んで、いい気分になったところで聴くライブは最高だよ!と。
ミュージシャン達自身がそう言うのだから、まちがいなくいいところなんだと期待して行って、そして、それは期待以上に、とてもとても素敵な人の素敵なお店でした!!!Hillman
開店時間より少しばかり早く着いてしまい、どうしようかなと思ってたら、店内でリハ中のジュスカ高井さんがドアのガラス越しに気付いて、奥に何か伝えてくれてる様子。と、店の横手から「ポレポレさんですね!」と、大きく右手を差し出しながら現れた、この方が佐藤さん。うわぁ、初対面と思えない気さくさ。なんだか、昔からの知り合いに久々に会ったような感覚です。
お店の前にバンが横扉全開で停めてあって、その屋根から軽くテントが張り出してあり、下に簡易のイスとテーブル。そこでお店の準備ができるまで待たせてもらいます。車の中が出演者の楽屋とか。リハの終わったジュスカ&富安さんたちもやってきて、ここで早くも一杯はじまります。風が涼しくて、夕焼けがきれいで、いきなりみんなで和んじゃってます。
「お食事の用意ができました」とお店の方が呼びにきてくださり、店内へ。佐藤さんが「一番前の席をご用意しましたから!」、、あららスミマセン、、こりゃまた滅多にないことで。恥ずかしいなぁ。でもまぁ、たまにはいいか〜
前菜は、レバームースとラタトゥーユ。これがっっ! さっき外で、一足先に出演者陣が「旨い旨い」と足踏みして大騒ぎしながらパンにてんこもり塗って食べてたけど、思いっきり納得。
メインは鶏のムネ肉。ニンニクのソースと溶かしバターがかかってて、これがまたっっ!! ワインが進む進む。私、すっかり酔っぱらっちゃってます。ジュスカひろせさんが、テーブルの前を通るたびにうらやましそうに卓上を覗いて行かれます。彼ももう、かなりホロ酔いな様子ですが。
そしてデザートは、アンズのタルトと紅茶のアイス。ん〜〜ごっきげん!!
予約で満席になるはずです。こんなに手間のかかった、こんなにおいしいものを、こんな値段じゃ、ちょっと他所では食べられませんよ。
厨房が一段落したところで、ライブが始まります。
ジュスカにとっても、ここは「ただいま〜」と言いたくなる店なのだそう。メニューは本格フレンチなのに、お店は全然気取ってなくて、どっちかというと大衆食堂酒場的。まるでお店自体が、佐藤さんの分身みたい。いたずらっ子のバイク好き少年がそのまま大人になったような、そんな屈託のなさです。
ライブは富安さんも加わりさらに盛り上がる! 笑わされっぱなしで、富安さんて、真にエンターテイナーですよ。ジュスカも翻弄され気味。富安さんの去ったあとは「何か今、嵐が・・・」と。まさに。
そしてジュスカも、いい感じです〜。たのしくて、ゆるゆるで。余分な力を全部抜いて、気持ちよさそう〜に弾いてはりました。ここにも子供のような顔をしたヒトたちがいらっしゃいましたね。
佐藤さんにしても、富安さんにしても、仕事も遊びも全部ひっくるめて、生活・生き方として楽しんじゃってるところが、ホントにステキです。私も、自分の足元をもう一度見直さなくっちゃと、すごく刺激を受けました。
とってもとってもしあわせな気分で、閉店まで。
はぁぁ・・・ いい夜でした〜〜