春から縁起がいいわいな

先日、初めて、京都南座で歌舞伎を観てきました！　「三人吉三」です。好きな話なので、生の舞台に　わっくわく〜。
四条大橋を渡って向かってたら、おばちゃんたちの会話が聞こえてきました　「あれが南座や！」「オペラやるとこやな！」
入り口には、お弁当とお茶を持って並んでる方がたくさん。ほうほう、食べながら観覧もできるわけですな。
中には、提灯ぶら下がってるー。なんや楽しげや〜ん！
3階席で観てたので、「中村やっ」とかって声をかける人が近くにいらして、ついそっちも見ちゃいそうになる。
舞台袖には音付ける方達がいて、テープじゃなくて生の音楽がのるのって、すごくおもしろい。
それから、休憩中に、幕の向こうでトンテンカンテン、セットを組み直してると思われる音がして、それも可笑しかったー。すごいね。大変だね。実際、すごく凝ってた。
立ちまわり、何をするにしても、のんびりやねぇ。捕り物シーンでは「ホンマに捕まえる気あるか〜？」と思うし、いそいで駈けていくシーンでも、行きかけて立ち止まって振り向いて見栄をきって裾をからげて出した足を一度引っ込めて・・・と、「早よ行かんかいっ」うしろからお尻蹴っ飛ばしてあげようかと思ってまう。それが歌舞伎のいいとこなんだねぇ。
千秋楽だったから最後もっと盛り上がるかと思ってたんだけど、幕が下りたら意外とあっさり終わり。ほら、演劇とかだともう一回みんなで手をつないで挨拶に出てきたりするじゃない？　歌舞伎にはそんなんないのね〜。
また、いろいろ観に行こー。