ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

トロカデロ

kaepole2008-06-12

観てきましたー トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団
そう、男性たちが厚化粧をしてトゥシューズ履いてチュチュを着て踊る、あのコメディバレエです。いつかいつか観に行きたいと、それこそもう10年以上前から思ってたんじゃないかしら。やっとやっと足を運んだ次第ですが、いやはや、期待を全く裏切らない、素ん晴らしいエンターテイメントでした!!
第1幕は、白鳥。オデット姫、出てきた瞬間思ったことは、「なんて軽やか!」。遠目には、とても男性の動きには見えないのです。しかしながら、王子や魔法使いが出てくると分かる・・・「姫、でかっ!」。そして、持っていってたオペラグラスを覗いてくっきり・・・「姫、胸毛!」。顔、怖いっちゅうねん。
振り付けも表情も、おかしくって笑いっぱなし。白鳥たちは狩人を威嚇するし、時々コケる人がいるし、オデットは王子一人で支えきれないから従者に補助を強要するし(バイオリンが奏でるパ・ド・ドゥは好きな曲なのー)、無音の中をゆっくり歩いて出てきて、振り向くだけで爆笑とれる王子って、どうよっ? よくまぁ、踊りながらあれだけのパントマイムを入れられること! 相当な技術がベースにあることは、まちがいないのです。
第2幕で、それが少し前面に出てきて、倍くらいの身長差のダンサーが同じ動きをしたり、ピルエットの連続を披露したり、高いジャンプを見せたり。そうしながらもギャグはどうしても外せないらしく・・・。スポットライトすら、コミカルな演者になっちゃって。
2幕の最後が、瀕死の白鳥。大量の羽根を振りまきながら、なかなか死なない。観客に大きな拍手を要求する、瀕死の、白鳥。
第3幕、演目がよくわからないのだけど、これが新作のマジシマスなのかしら? この幕は、音楽がよかった! ビゼーカルメンみたいな感じで、カスタネットの音が入ってたりするんです。ダンサーも、タンバリンや扇の小道具を使いつつ、2幕よりさらにまじめに踊ってらっしゃるんですけど・・・どうにも、色っぽいような、アブナいような・・・ねぇ・・・・
カーテンコールは、ミラーボールきらめかせて踊ったり、花笠音頭踊ったり。
ホントに、楽しめました。一人で行ってたのが、もったいなかったくらい! 「楽しんでる?!」「楽しいでしょ!!」なオーラが、舞台から客席に向かって、めいっぱい発散されてました。プロフェッショナルって、すごいね!!見事にのせられてしまいました。場内アナウンスにもニヤリとさせられる、徹底ぶりでした。
あー おもしろかったなぁ〜!
いつかまた観たいなぁ。。。