ますますぽれぽれな日々

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モンテーニュ通りのカフェ

kaepole2008-07-01

久々に、映画館で映画を観てきました。
モンテーニュ通りのカフェ
舞台はパリです。大きなスクリーンに街の風景が映し出されただけで私は、のっけから顔がゆるんでしまいました。
私がパリへ行ったのは、23才の時。ほんの2週間ほどの旅行でしたけど、滞在中ほぼ毎日、パリ市内を徘徊してまわってました。斜め掛けの鞄を下げて。一人で。
その頃のことが、パリの景色を見ると一気に目の前によみがえってくるんです。
菓子職人にとって、フランスはやはり本場の地です。一度は訪れたいと、製菓学校を卒業して菓子屋に就職してから少しずつ貯金して、5年目にしてようやく定期を解約し、仕事もいったん辞めて、単身、飛びました。航空券だけ買って宿は現地で安い所を・・と思っていたら、旅行社の人に心配され止められてしまいました。お願いだから泊まるとこははっきりさせて出掛けて下さい、と。
若気の至りってヤツです。今となってはそんな向こう見ずなこと、できやしません。あの頃は、ひょっとしてうまく菓子屋にもぐり込めたらそのまま居ついて向こうで修行できないかな・・・なんて考えも、頭の片隅にありましたからねぇ。ま、さすがに実行するだけの度胸はなかったみたいで、ちゃんと帰ってきちゃいましたけど。
モンテーニュ通りは覚えてなかったけれど、徘徊時に使ってた地図を引っぱり出して見てみたら、その通りから横道に入ったところのレストランで食事した記録が残ってたので、モンテーニュ通りも歩いてたかもしれません。映画の中の店や劇場も、前を通って目にしてたかもしれません。
ストーリーは、とても心の優しい人たちの物語。みんながそれぞれにまあるくおさまって、ハッピーエンド。
・・・ええと、あー・・ほら、ね、映画の評は苦手だって前にも書いたよね?
おしまい。(こらー!)
んーとね、この映画、かなり好き。音楽も、とても好みよ。
映画館を出たら、背筋をぴーんと伸ばして歩きたくなりました。