ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

Pahud

kaepole2010-05-26

いずみホールで、エマニュエル・パユのフルートを聴いてきました。
「フルートの貴公子」と呼ばれてる、イケメンさん。
チェンバロトレヴァー・ピノックと、チェロのジョナサン・マンソンとで、バッハを演るというプログラム。これ、ホントは一昨年の冬に予定されてたのですが、ピノック氏が急病で中止となって、チケットを取ってたにもかかわらず流れて観れなかった公演。バロックは好きですし、パユのフルートを生でまだ聴いたことがなかったので、楽しみにしていました。
曲目は、お三人でされたのが、J.S.バッハのフルートソナタを3曲。BWV1034、1030、1035。それと、1031番はフルートとチェンバロのお二人で。いずれも不勉強な私ですら耳に馴染んでいる曲揃い。
パユ様ソロは、テレマンの幻想曲ホ長調TWV40:10。ピノック氏のソロは、ヘンデルシャコンヌと変奏ト長調HWV435。この2曲は初めて聴きました。マンソン君はJ.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007を。これ聴けたのは得した気分。
アンコールには、J.S.バッハ管弦楽組曲第2番ロ短調よりバディネリと、ヴィヴァルディのフルート協奏曲ニ長調ごしきびわOP.10-3より第2楽章。
はぁぁ。
やっぱ時々すごいの聴いて、刺激受けないとね。音の粒が揃うってこういうことかぁ・・と体感いたしました。
パユ様、ところどころ片足がふいとあがるのがかわいらしい。
ピノック氏はおじいちゃんに見えるけど、タッチがとっても力強くて、特に独奏のときは圧巻でした。くすんだ水色に濃いめのクリーム色のラインが入ったチェンバロは、アンティークのウェッジウッドのようで、きれい。
そして、無伴奏チェロ組曲1番を、緊張の糸を緩めることなく弾ききったマンソン君にも、大きな大きな拍手でした。
バディネリも、あれだけ自由奔放に装飾して吹けたら、そりゃあ楽しいやろなぁ〜・・。
いやはや。
がんばろ。(?!遠!)