ますますぽれぽれな日々

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昨今のフルート事情

kaepole2012-02-21

フルートケースを新調しました。
だいぶんガタがきていたので、
中の楽器のために良くないなぁと思っていた矢先、
昨年12月とうとう蓋がちぎれて、ごとんと外れてしまいました。およよ。
これを機に、先月思い切ってオーダーメイドを。
これまでのはダブルケースだったのですが、
いつも調整をお願いしている濃野さんに相談して、
シングルと、頭部管1本用のと、分けて二つ、フルートマスターズに発注してもらいました。
それが仕上がってきて、本日受け取りに。
ようやくすっきり、落ち着きました。
私の楽器は相変わらずヘインズのオールドを使っているのですが、
最近、頭部管だけ三響に変えて試してみているところ。音のコモりが緩和されて、良いような気がしています。
濃野さんは、古い楽器にとても詳しくて、まずお好きなんでしょうね、私の楽器もよく鳴ると褒めて下さいます。
なんでも最近の新しい楽器には、プラスチック製のタンポ(パッド)が導入されつつあるらしく、それが音の質を著しく低下させているよう。大きい音は出るけれど深みがなく、キーンと不快な周波数を発している、と。
従来のフェルト製との違いを、データを取って検証しようと、今、濃野さんは眉間に皺を寄せて取り組まれているそうです。フルートが、たんなる工業製品になって、しかもどんどん音色が悪くなっていくのでは、嘆かわしすぎます。たしかに。
そんな話を、部品を見せてもらいながら、YouTubeなどで聴き比べしながら、あーだこーだと教えてもらえるのはおもしろいです。職人魂。
まとにかく、うちのヘインズばあちゃん、きれいな新品ケースに収まって無事戻ってまいりました。練習再開しなくちゃね。
まずは、ロングトーンから。