たまには真面目に

昨日は、私のフルートの師匠・樋上裕子先生のコンサートでした。
今回は、フルーティストもう一人と、ピアノ＆ギター、ベース、パーカッション、ドラムスの6人で、かなりいい感じのバンド編成でした。
会場はホールですので、なかなか「くつろいで」という雰囲気にはなりにくいところを、MCで和ませながら、まったりとした空気感を作っておられました。
敬老の日と関係あるのかないのか、なぜかお客様の年齢層が高め。不思議な感じがしましたね。
音は、いわずもがな、です。
フルート2本、メーカー一緒とはいえ、音色が違うのにデュエットぴったんこって、もう鳥肌ものです。
なんだか、先生の演奏に対してコメントなんてつけようがないのですが、美しく伸びていく曲調はやはり樋上先生の透明感のある音が好き。少し激しくなると、もう一人の友安由香先生の音の切り方・吹きっぷりがめちゃかっこいい。「うわ、こんなの吹きたい！」と思った曲がいくつもありました。
ドラムは、今月初めに能楽堂の舞台でジュスカ・グランペールさんと共演された高橋延吉さん。彼のドラムはすっごく繊細で、こんな「うたごころ」のあるドラムの人って、ちょっといないんじゃないかなと思います。
日常の雑多なことをしばし忘れられる、充実した、楽しいコンサートでした。