ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

酔いどれブルース

行きつけの鍼灸院の先生が、右目のふちに立派な青タンをこさえてはりました。まるでマンガみたいです。
どうされたんですかと訊くと、右の肘をにゅっと突き出し、「自転車でコケましてん。酔っぱらって。」だそうで、見れば、腕にもずざざざーっと擦った痕があります。
・・・どこかでこんな人見ましたね・・・それもごく身近で・・・
2年程前になりますが、うちのダンナも、やっぱり酔っぱらって自転車でこけて、顔面を擦りむいてはりましたわ。
あの時はホンマ、びっくりしましたですよ。
飲み会で帰りが遅くなる日でも、たいがい私は起きて待ってるんですけど、あの時はなんや、電車がなくなったから自転車で帰るとか言って、途中で電話をかけてきたんですね。それって、堺東から茨木までですよっ。大阪市内まるまる突っ切るんですからっ。アホですわ。「あーこりゃひと晩かかるな」てなもんで、心配ではあったけど、あきらめて寝ちゃったんです。
明け方、ごそごそと布団に入ってきた気配があったので、帰ってきたなと思いつつも目はあかず、そのまま朝まで。で、明るくなって目が覚めて、隣に寝てる人の顔見てぎょっとしました。
顔に、血が!!
がばっとはね起きて掛け布団をひっぺがし、寝てるこやつのTシャツやらズボンやらをめくって、他にどこか怪我してないかと、表裏ころがしての総点検です。
幸い、体には目立った外傷もなく、顔も、よく見てみれば、血はおおかた固まっていました。
起きてきてから聞いてみれば、1度ならず2、3度転んだらしいのです。「前かごに積んでたノートパソコンが重かったんだ」とかわけのわからん言い訳をしてましたが、結局、酔っぱらってるもんだから、転ぶとき手が出ないんですよね。本人も「おもしろいように顔からつっこむんだよな」などとほざいていました。
顔面の擦り傷は、鼻の頭と鼻の下で、特に鼻の下の方はチョビ髭のように見えて、しばらく笑えました。これで電車に乗って週明けから通勤でしたから、「恥かいて反省しなさい」です。
でも、鍼灸院の先生もうちのダンナも、無事だったから笑えるけれど、これで亡くなる場合だってあるんです。
9月5日の友人は、ダンナの同級生なのですが、お酒のせいではないけれど、やはり夜中に自転車で帰宅途中に亡くなられたとのこと。話を聞いたとき、他人事じゃなくて、ぞっとしました。
どなたさまも、くれぐれも無茶されませんよう。
ダンナも、遅くなったら車で迎えに行きますから。私の運転なら酔いもさめるでしょ(え?)。自転車もですが、暗闇を長距離歩くのも、やめてくだされ。