ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

コクトー展

kaepole2005-09-26

久々に、神戸へ行ってきました。
私の最初の就職先は神戸でしたし、ダンナの大学も神戸でしたから、六甲・三宮近辺は、けっこう思い入れのある土地です。地震後に、かなりの所が変わってしまってはいますが、やはりここへ来るとなつかしい気がします。
目的は、大丸ミュージアムジャン・コクトー展。
駅から向かう途中、センター街30周年記念だとかで、歩道沿いに作られた仮設ステージでジャズをやってました。通りすがりにAトレインとイパネマを聴かせていただきましたが、スナックのママさんみたいなボーカルの方が、やけにセクシー。「普段は夜のステージが主な仕事場だから、明るいとこでやるのは恥ずかしい」とMCされてました。うん、そんな感じだわ。
そこから数メートルの所で、「うわ、ここにもケーニヒスができてる!」と、また歩がゆるみます。「ケーニヒスクローネ」が私の最初の勤め先なのです。六甲店、そのあとそごうWing店に主にいましたが、ヘルプであちこちの支店へまわされたりもしてました。とにかく、いっそがしいとこでしたね。もしもあのまま辞めないで勤めてたら、いまだに結婚すらできていなかっただろうと思われます。今や支店の数もがんがん増えてますし、ちょっと覗いても、もう知った顔はありません(お世話になった店長がいらっしゃれば分かりますが)。とにかく「すげーな」とつぶやきながら、大丸までに2軒のケーニヒスの前を通りました。
コクトー展は、かなり見応えありました。この人、絵以外にも、映画撮ったり、バレエや芝居や音楽にのめり込んだり、詩を書いてみたり、実にさまざまな事に興味を持ってらっしゃったんですね。ご本人が自身の作品について語った映像も、流されていました。
私は、コクトーの、パステルのオレンジ色が好きです。黄色みがかった橙色というか。あと、黒の効かせ方も好き。
写真は、記念に買ったマグネットです。仕事場の冷蔵庫にペタリ。
余談ですが、一昨年南仏へ行きまして、ニースを拠点に、あの辺りの美術館巡りをしたんですね。マントンへも足を伸ばして、コクトー美術館と市庁舎内のコクトーの結婚の間を観てきました。日程の最終日だったので、「疲れているからやめようか」と言っていたけれど、やめなくて正解、ここは行ってほんとによかったですよ! まず、マントンの町並みがすばらしく美しくて、感動。そして、海に面してたたずむコクトー美術館は、石造りの要塞に手を入れて作られたもので、建物そのものが見る価値ありです。この旅行の話は、またちゃんと別で書かなきゃですね。
大丸を出て、さんざんうろうろして、遅い昼食をとる頃にはもう夕方です。ダンナは夏野菜カレーで、私はタンドリーチキンカレー。やっぱり鶏が好き。
食べてたら、ダンナが唐突に「帰ったらすぐ風呂を沸かそう」と切り出します。どうやら風邪をひいたらしい。関節が痛くて、体がだるくなってきたから、帰ったら即、半身浴をして汗をいっぱいかいて、ビタミンCをたっぷり採って、こっぽりと寝る、と。
うちではこれを「ケダモノ療法」と呼んでいます。
ひとまず、レモン汁(冷凍してたのが役立ちます)とハチミツのお湯割りを飲んでもらいました。
寝てる間に、野菜たっぷりコンソメスープを作っておきましょう。