ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

ケーキ屋の賄い

kaepole2005-10-15

昨日のガレージ出店も、無事終了。本日はまた雨ですから、ほんと、お天気に恵まれてます。
今日は、ご注文品でφ15cmのフルーツタルトを作りました。ここのご主人はたしか苺がお好きではなかったはず、まだ苺も季節外れなことだし、ピンクグレープフルーツとオレンジとキーウィと、あとは手持ちのチェリーと白桃で飾りましょう。
その残りの材料で、自分ちのおやつも作製(写真)。
屑スポンジを生クリームでつなぎあわせて土台にし、ほんのひと匙ほど残ったカスタードクリームを塗って使い切り、生クリームはまわりに適当に絞り出したらあとは焼菓子の仕込み用にまわすとして冷凍。フルーツは、切って残った分をそれらしく乗せて、さらに残った分は明日の朝ヨーグルトに入れて食べよう。
仕事としては、本来ならできるだけロスをしないように、うまく材料を使いまわしていかないといけません。ポレポレの場合は焼菓子がメインなので、こちらの方で無駄が出ることはほとんどないのですが、生ケーキ用の材料は、ご注文があったその時にだけ取り揃えるものなので、どうしてもきっちり使い切ることはできません。それでも、いかにぎりぎり足りるだけの材料を見積もるかは、菓子屋の経験ですわな。そして、そのぎりぎりしかない材料で作る以上、失敗は許されません。それが菓子屋の腕ですわ。
とかなんとかえらそうにぶったところで、うまい具合にちょろっと材料が残ったら、一口分のちまちまケーキをうれしげに作るわけです。同じ残りモノを食べるなら、見てくれだけでもおいしそうなほうがいいよね。