雨の月曜日

基本的に、雨降りの日は嫌いじゃないです。外へ出掛ける用事さえなければ。
家の中からモノトーンの外を眺めて、時々ベランダに出ては雨のにおいを嗅ぎ、植物に触り、ゆっくりなペースで仕事をして、フルートを吹く。あるいは、一日中みっちり仕事をする。
だけど、雨の日に外出の予定があると、どうも一日がおっくうになってしまっていけません。
今日は特に、自分で書いた行動予定のリストを見ながら、朝からため息をついてしまいました...。そして結局、必要最低限のことしかできませんでした。
昨日、人ごみの中をかなり歩き回り、疲れて帰ってきたところにワインをグラス2杯勢いよくかっくらったので、それも敗因かもしれません。午前中、いつも以上に身体がだるくて、ちっとも使いモノになりゃしない。
こんなんでよく昔はケーキ屋勤めができてたもんだと、自分でも感心しちゃいます。朝6時前に家を出て、7時半には仕事がスタートする、終わりはたいがい午前様になり、終電逃したり銭湯に間に合わなかったり。独立して何が一番うれしかったかって、朝、雨が降っている中を出勤しなくてもすむようになったことでしたからね。
だいたい普段から朝は弱くて、早く寝ても寝なくても、午前11時頃までは心臓がバクバクと痛いです。一応、ダンナの出勤に合わせて毎日7時には起きるんですけど（目覚ましは6時半に鳴ってる）、お弁当作っていってらっしゃいした後、自分も朝ごはんを食べ、珈琲を入れて、仕事の段取りを書き出しながら、ぼーっとして、ぼーっとして、ぼーっとして・・・昼になる。さっぱりダメです。
私と一緒にお泊まりしたことのある人は、よくご存知でしょう、私の寝起きの悪さ。目が覚めてから動けるまで、1時間くらい布団の上に座ってたりします。そのかわり、寝つきはものすごく早いです。そして、少々のことじゃ起きないし、けっこううるさくても寝ていられます。
ついでに、寝言もはげしくて、しかもはっきりしゃべるので、気味悪がられます。「店長は本店にいらっしゃいます」とか、「秘密の出口があったよ！」とか。演歌を歌ってたこともあるみたい。ずいぶん前ですが、まずダンナが、夢の中で電話をしてるうちに声に出してしゃべってて自分の声で目が覚め、「お、寝言言っちゃった」とか思ってたら、横で寝てた私が「はい、お電話かわりました！」と目を瞑ったまま引き継いだそうで、朝起きるなりダンナに「人の電話取るなよ」と言われたこともありました。
寝言を言うということは、あまり熟睡していないということかもしれません。私の眠りの周期は約3時間半で、繁忙期に2時間程度の仮眠をつないでいると、かなりしんどくなります。なので、今回のバレンタイン戦線時には、できるだけこの3時間半を意識して睡眠をとるようにしました。それだけで、2日に一度の徹夜をしても、体のきつさはずいぶんちがいました。ただ、3時間半の次にすっきり起きられるのは7時間ということになり、これだけの睡眠時間を普段まとまってとるのは至難の業です。5時間くらいで無理やり起きるから、つらいことになるんでしょうね。
というようなわけで、午前中に済ませるべき用事を、雨と低血圧のせいにして大幅にサボってしまいました。困った人です、まったく。