ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

笑像画展とクレー展

kaepole2006-03-11

このところ、少し食が細くなってる気がします。『激務のせいか?!』などとかっちょええことを心の中で思ってるそばからダンナが、「歳とったんやろ」と、にべもなく言い放ってくれます。うるさいよ。
忙しくても、目の下にクマつくってても、遊びに行くのだ。
本日は夕方から出掛けて、「笑像画展」と「クレー展」をはしごしてきました。
まず、笑像画展。「週刊朝日山藤章二の似顔絵塾 関西在住塾生による」作品展なのだそうですが、それは後から知ったことで、これを見に行ったつながりは、ポレポレの卸先であるイーハの看板オトコ「サダ」さんこと「タナカサダユキ」さん。
彼は実は、過去、TVチャンピオン似顔絵職人選手権2連覇という輝かしい実績を持つ、ちょっとした有名人です。イーハじゃ何だかぞんざいな扱いを受けてらっしゃいますけど。話しててすごくおもしろいし、朗読もめちゃうまい、芸達者な方です。
で、彼ももちろん出品されてますし、他にも、彼の似顔絵教室の生徒さんであり且つイーハに出入りしてる関係で私が知っている方々も何人か出品されてるので、「おおぉ」とか言いながら、なかなか興味深く拝見させていただきました。
私はまだ、サダさんに似顔絵を描いてもらっていません。ちょっとこわくて。似顔絵師さんって、表面だけ似せるのじゃなくて、対象者の内面をにじませて描かはるでしょ。私はサダさんの目にどう映ってるんだろう、腹黒いのがバレてへんかな、なんて思うと、描いてもらう勇気が出ません。
移動して、梅田大丸ミュージアムで開催中のパウル・クレー展へ。
クレー、好きなんです。なかなか見応えのある展覧会でした。
私が好きだと思って知っているクレーの作品って、実はほんの一時期のものなんだとわかって、ちょっとびっくり。どの画家でも、時期によって作風がいろいろ展開していくものではあるけれど、それがクレーはかなり激しくて、画風も、画材も、どんどん変化していきます。
だいたい毎度のことですが、没頭して観て歩いてると、連れとははぐれて別行動になります。最後まで見終わったら、さてダンナはどこかいなとUターンして探し、合流して、気に入った絵をもう一度見に行きます。
今回、一致して心を魅かれたのは「別れ」という作品。細長い薄茶紙に黒い筆書きの線のみで描かれた、シンプルな絵。肩越しに斜め下を見る表情に、なんともいえない切なさを感じます。
自分へのお土産グッズは、オーガニックハンドタオルを購入(写真)。絵のタイトルは「忘れっぽい天使」。かわいい。
そのあと、お気に入りのイタリアンのお店で、ちょっと早いダンナのお誕生日祝も兼ねて、ごはんを食べて帰りました。
ワインはやっぱり、サンジョベーゼが好き。