ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

モノの海

13日から鳥取に帰省していまして、
ダンナは仕事が始まるので17日に帰阪したのですが、
私はそのまま一人でダンナの実家に残り、
18〜20日、かねてよりの懸案事項をば、決行。

義父が、ほんとうに、ものを捨てられない人で。
映画「365日のシンプルライフ」オフィシャルサイトに、
『多くの国で同じような話はあると思う。第2次世界大戦後、人々は何も持っていなかったし、貧しくて大変な時代だった。そして、人々がモノを持つようになると、何でも家に溜めて捨てなかった。例えば、うちの両親の世代がそうだった。』
とありました。
まさに、それです。
わかるけれどしかし、
家中がどんどん浸食されていく現状は、目に余る。
片付けは、義母の要望でもあり、必然でもあり、
義父にとっては不満きわまりないでしょうが、ここはひとつこらえていただいて、
近くに住む義妹ちゃんと一緒に、掃除に着手いたしました。

一日目。畳が少し見えてきました。窓も開きました。
はっきり言って、ほとんどゴミ。
食べたあとのお菓子の袋・包み紙・箱、お茶やジュースを飲んだあとの紙パック、
薬の袋、食品トレー、トイレットペーパーの芯、アイスクリームの棒、プリンカップ、
外食先から持ち帰ったと思われるおしぼりの袋、宿泊先から持ち帰ったと思われるカミソリ・ハブラシ、
銀行の窓口用紙・封筒・パンフレット、頂き物のタオル類、
書き損じの賞状(書道をされているので)、大会の記録類(陸上関係の役員をされてたので)、
ゴミではないけれど、鉛筆・ペン・のり・ハサミ(小学校の先生をされてたので)など、
どれも、それはそれは使い切れないほどの量が、散在。

二日目。コンセントが見えたので、扇風機導入。
正面の窓の下に、机の表面現る。小さな折りたたみ机の上に大きなこたつの天板が乗ってた。
ゴミに混じって大事なものも出てくるから要注意。
卒業証書とか、写真とか、現金とか。

三日目。私が帰阪する日。ラストスパートをかけ、
バスの時間ぎりぎりまでねばって、ラックと机を動かし、
なんとか押し入れの戸が開くところまで。全部は仕分けできなかったけど、
しかたないね。お義父さんの心も、平穏を保つのはそろそろ限界のようだし。
まずは、触らせてもらえたこと自体、上出来ではないかと。
この部屋は元々おじいちゃんの部屋だったそうですが、
私が嫁いだ頃は客間として使われていました(初めて通していただいた部屋でもありました)。
ところが聞けば、実は客間は別にある、のだと。
え、あの奥(仏間の向こう)にもう一部屋あったの?!と、中一の姪っ子もビックリ。
私も今更ながら、ここ客間だったのかー・・という状態。こちらには、足元の紙類に加えて
上から衣類が大量にぶら下がっており、
元おじいちゃんの部屋の比ではないほど、視界すこぶる悪し。
たぶん、全体あちこち片付ければ、ずいぶん大きなおうちになるんじゃないかな。
ガレージも、正体不明物資で奥がふさがれてて車がちゃんとおさまらないので、なんとかしたいわ。
まだまだ先は長いけれど、今夏はひとまずここまでね。