ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

春の空


ほけほけしてる間に3月がおわっちゃいましたよ。
ギフトもひと段落。ご注文くださった方々、たくさんありがとうございました!
次の土曜日は、京都下鴨神社糺の森」にて手作り市出店の予定なのですが、
・・・んんーまたしても雨予報ですか。
ちょっとずらしてくれるよう、お空に頼んでみますわね。


先週の土曜は、桂吉弥さんの落語会へ行っておりました。ベルタ仲間N羽さんご自宅での「春日寄席」です。
年に数度おジャマさせてもらっていて、すっかり恒例ではありますが、
今回は、つい先日米朝師匠があちらへいかれてしまったばかりということもあって、
演目には師の得意とされていた「はてなの茶碗」と「胴乱の幸助」が。
吉弥さんは吉朝さんに弟子入りして最初の3年間を、大師匠にあたる米朝さんの家に住み込みで修行されてたとのことで、
これまでもたびたび、噺のマクラではその頃のおもしろ思い出話などが盛り込まれてましたが、
この日は感慨もひとしお、
深いような浅いようなええ話なんだかえええ〜な話なんだかなエピソードがいくつか語られ。
その中のひとつ、米朝師匠曰く、
「売れるかどうかなんて、いつのことかわからん。明日かもしれんし、10年15年後かもしれん。それよりも、いいひとでおりや」。
いい人でいるように。そう教えられて、数ヶ月後のある日、師再び宣う、
「吉弥、いいひとでおるのはええけど、稽古もしぃや。」
あはは。
吉弥さんが「文部科学大臣新人賞」を受賞された翌日に米朝師匠は旅立たれ、
「賞取るのん待っててくれてはったんちゃうかな思いました」と言われた時だけはちょっぴりしんみりなお顔をされてましたけど、
すぐまた、「ざこば師匠に言わすと・・」てなオチのつく裏話(表にされてしまってますけど)に、大笑い。
プロフェッショナルですよね。さすがに目は充血して赤くなっておられましたけれど、気丈なことです。
噺ももちろん堪能。たのしい時間でございました。
その帰りベルタに寄ったら、
我々のひとつ前の回(一日3公演されてるのです)に行ってたというT永夫妻に会いまして、

米朝師匠が生前お好きだったという喜八洲の酒まんじゅう(買って来られてたみたい)を分けてもらいました。
ご冥福をお祈り申し上げつつ・・・・
2分ほどお供えした(心の中で)のち、おいしくいただきました。
合掌。