ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

「コウレイビトの家」マイホーム

来週また、ポレポレ臨時休業いただいて、鳥取に帰ってきます(6/14〜17)。
その前に、前回5月末に帰省した時の様子をば。

GW中に仕分けの済んだものは、まとめて玄関脇の元おじいちゃんの部屋へ放り込んであったのですが、
(「なんの話?」という方は5/7,8,9の「コウレイビトの家」シリーズを読んでね!)

あれからさらに妹ちゃんが頑張ってくれてたみたいで、袋の山が高くなってました。
これらをリサイクル業者に引き取りにきてもらう日に合わせて帰ってきたわけですが、
4月に見積もりに来られた時の業者さんの様子は、妹ちゃん曰く
「一日がかりで終わるかなぁ・・ってビビってた」。ははは。
家の中に関しては、衣類と紙類を我々が自力で運び出して片付けた分、かなり楽になったと思うのですが、
業者に頑張ってもらいたいメインは、ガレージ!

ここはGWに全く手つかずで。というか、手をつける気にすらなれなくて、、。
手前の青いポリ袋は、家の中から出した、胞子の舞う服。
白い自転車から奥が、お父さんが長年にわたって溜めてこられたもの。
車2台入るはずなのに、その半分以上のスペースがずっと、埋ってしまっていたのです。

5/25朝9時、屈強な男衆がわらわらとやってこられまして、作業開始。
リサイクルできるものと仕分けをしながら、年長の方が若い方に向かって、
「おまえわかとり国体知ってるか?てか生まれてたか?」
古い資料などがいっぱい出てくるんですな。大会のトロフィーとか捨てにくいものもあったんだけど、
そもそも外に置かれてる時点で大事じゃないものなんだろうと思えたり。よく見るとうちのじゃなかったり(なぜか家中そんなものだらけなんだけど。)。
トラックは、

ガレージ前に2台、

玄関に1台。積み上げるヤツと、バリバリ食べちゃうヤツと。
これがお昼休憩に一度、捨てに帰られてました。つまり2往復分の量。

午前はここまで。

家の中は概ね済んだ様子。

おじいちゃんの部屋。

客間。ここが両親の新寝室になります。

縁側。

裏口は三和土も頭上もすっきり。


我々もお昼ごはんを食べまして、午後からもうひと頑張りです。
業者との契約は、おじいちゃんの部屋と客間とガレージの三箇所だったのですが、
紙ゴミを自分たちで片付けて減った分、他から少し混ぜていいかなぁ、てことで、
私は主に、台所勝手口の外に積み上げられたものを出し、
妹ちゃんは「生木もいいですか〜?」と、伸び放題の庭木をノコでギコギコ、
ダンナは男手なので業者の人をお手伝い。


そ、し、て。

ガレージ空っぽ!広くなった!裏口の扉も開いた!
で、えっと、正面にも扉??
うっわ、ヨメにきて21年まだ知らないとこがあった・・・
秘密の花園。業者さんが、錆び付いた蝶番に油を注して開けてくださいまして、

写真は片付けたあとだけど、ここにもボロボロの木材がわんさかあったのです。
それらも全部引き取って下さいまして、
「それでは今回は、これくらいにしましょうか。あとはまた次回に。」
業者さんがそう言って切り上げられたくらいに、あちこちまだまだ目につくものがいっぱいある状況ながら、
契約額以上にやってくださった感のある今回、
プロに感謝、でございました。


実はこの決行日の数日前、お父さんが少々荒れられまして。
酔ってもおられたのですがうちに電話をかけてこられて、
「何しに帰ってくるだ?!」「捨てるってお前が決めただか!」と、ダンナに当たってこられ。
ダンナは「ああそうや!」と言って電話を切っちゃったんだけど、
これは、お父さんがやっぱりどうしても捨てるなと言われたら業者にごめんなさいして見送らないといけないかな、
と思案。
でも、前日午前中にケアハウスへ行って、
会って話した時には落ちついておられ「捨てるな」とは言われなかったので、
午後、自転車で家に戻って来られた時(ほぼ毎日帰宅されてたみたいです)、
一緒にゆっくり部屋をまわって、
「ここにはもう大事なものはないですか?」「明日にはリサイクル業者がきて、持って行かれますからね」「これとこれは残しておいてもらいますね」
と確認をして。
最後まで、あれやこれやと掘り出そうとされてましたので、
気になるものがあるなら気の済むまで、と思って、
一緒に探したり、古い思い出話を聞いたり、ひとりにしておいてあげたり。
当日は、嫌だろうから見なきゃいいのにと思うんだけど、やっぱり自転車で戻って来られて、
「見たら悲しくなる」と言ってしゅんと背中を丸めて、
妹ちゃんが剪定した枝葉を、無駄に細かく切り刻んでおられました。


その翌日、次の段階、ハウスクリーニング(少しリフォームも)を段取りするため、
妹ちゃんのダンナくんの幼なじみくんという業者さんに、見積もりにきてもらいました。
その時また、お父さんも一緒に家の中をまわりまして、
客間の、はぐった畳の下の床板が、湿気でぶよぶよになって抜けかけてるのを見られた時には、
「わしがずっとものを積んどったけなぁ」と呟かれてました。
お母さんにも、予算見てGO出してもらわねばなりませんので帰ってきてもらってたのですが、
業者くんが下見してくれてる間、しんどくて居間で横になっておられる状態で。
お母さんの念願だった家の大片付けも、叶って喜んでは下さってましたが、
通り一遍見て回って、見積もりが済んだらもう、
「じゃあ(ケアハウスに)戻ろうか」と。少しでも早くベッドで休まれたい様子。
それくらい体が弱ってきておられるので、
帰宅されてからの生活、これからさらに、考えていかねばです。


問題は山積みではありますが、ひとまずは環境を整えるべく、
埃と黴を払って、畳と襖を替えて、壁も天井もきれいに掃除してもらって、
を、今ちょうど、あちらでしてくれてるところ!
先ほども妹ちゃんから、新しくなった部分の写メが届いたりして、
業者くん、かなりいい仕事(しかも早い!)してくれてますわ〜。これまたプロに感謝!!
仕上がりが楽しみだな。帰ったら忙しいけどね。
来週は、ケアハウス引き上げ作業および新しい部屋の配置をしてきます。
介護ベッドを入れたり、エアコンをつけたり、だね。