ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

心の琴線

録画したまま 長い間ねかせていた「イングリッシュペイシェント」を、やっと観ました。
3時間からの映画なので、腰を据えて、で、アカデミー賞をとるようなのは、時として「ふーん」てなのがあるから、最初から特に期待もせず、淡々と観たんですが。
最後のエンドロールが流れ始めた時にかかった、バッハのゴルトベルク変奏曲の上にハンガリー民謡のような詠唱がのった曲を聴いたとたん、なぜか涙がぽろぽろっと。・・・・・映画そのものには 特に大きな感慨もなく観終わったのに、なぜ??
作品中で、傾いてしかも爆弾の仕掛けられてるピアノでハナがバッハを弾いてたのと、砂漠で聴こえた民族音楽と、歌の好きなアルマシーが口ずさんでたいくつかのスタンダードが、その時なんとなく脳裏によみがえったような気はします。ストーリーと別なところで、音楽にやられたのかな。
琴線にふれるものは人それぞれ。それが何なのか、本人にもよくわからなかったり。わからないまま、「あれれ?」と勝手に涙が落ちてたり。
ヘンね。
関係ないけど、映画の中に出てくる男性たち(特に軍隊関係者)の顔が、なかなか見分けられなくて覚えられなかったー。みんな男前で。