ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

cello

kaepole2009-03-23

先々週、私のフルートの師匠・樋上裕子のリサイタルにて、ゲストの「林裕(はやしゆたか)」さんという方のチェロを聴きました。
先週は、ジュスカ・グランペールのコンサートにて、やはりゲストの「竹中裕深(たけなかひろみ)」さんのチェロを聴きました。
チェリストお二方とも、私はこの度初めて聴かせていただきました。
林さんの音は、輪郭がくっきりしてる、でもやわらかで、ちっとも押しつけがましくなく、すっと添う感じ。ダイナミクスの幅がすごく広くて、深みと丸みと艶があって、表情豊か。
竹中さんの音は、ホールではなくライブハウスで聴きたい感じ。いいくらいの雑味があって、バイオリンにない下の音域をカバーしつつ、アグレッシブにうたう。体を揺らしたくなる。
音の個性って、つくづくおもしろいなぁと思う。弾き手も聴き手も双方、場所や気持ちや年月や演目やいろんな条件で、印象はまた変わってくる。当然。
様々な条件を差し引いても、残るものはやはり残り、また聴きたいなぁと思うわけです。