ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

びわ湖ホール探検

kaepole2011-08-29

レイさんがお芝居に出はる、というので、
楽しみに観に行ってまいりました。
子供向けだけど大人もOK、と聞いてて、
どんなんかな〜と思いながら、滋賀大津のびわ湖ホールへ。
大ホール。ひ、ひろい。天井高い。
入ると、「どうぞ前の方のお席へ〜」と促されます。
えーと。開演10分前なのに、お客さんが3列分しかいないってのは・・・
これは興行的に大丈夫なんだろうかと心配しかけたけど、
パンフをよくよく読みましたらば、
企画・制作が、びわ湖ホール事業部になってます。
タイトルが「わくわくドキドキ劇場探検ツアー」。
ははん、なるほど。ちょっと見えてきた。
で、妙ちくりんなアナウンスから公演は始まって、子供は早くも、くすくす笑い。
否、大人も。
ストーリーは、滋賀県に伝わる民話を題材にされてるんだけど、
のっけからいきなり崩して、記憶喪失のあかんたれなヒーローが登場します。
客席にも俳優さんが配されていて、かくかくしかじかやりとりがなされたあと、
みんなで大ムカデを退治しよう、えいえいおー、ってことになります。
みんな、ってのは、ホントにみんな。子供だけが舞台に上がるのかと思ってたら、
我々も、全員。手荷物持って。「歩きやすい服装と靴でお越しください」って、
よく見たらチラシに書いてあるねぇ。ははん。
てな感じで、お話をうまいこと進ませながら絡ませながら、
舞台装置だとか、楽屋の様子、オーケストラピット、搬入口、等々を巡る、
バックステージツアーになってるわけですね。
「関係者以外立ち入り禁止」な場所に立ち入らせてもらって、
これはなかなか貴重な体験です。面白い。
しかも、随所に仕込まれたネタがまた。芸こまかくふざけたはる。
そしてなにより、役者さんやらスタッフさんやらが、すばらしかったです。
「舞台裏」を見せながら、ホントの「舞台裏」は、見事に見せないんですもん。
おかげさまで、最後のシーンでは不覚にもうるっときそうになりましたわ。
それだけ真剣に楽しませてもらったってことです。レイさんの幽霊も、
真剣に怖かったですし。私、ちょっと後ずさりしちゃいましたよ。ははは。
元気玉を入手した時点で、あちゃーこれは・・と気の毒なごまさんが浮かびましたが、
予想に反して、あのシーンはなんだか、ほのぼのな雰囲気が残り、
ホッとしました。子供らの反応が素直だったからかもしれませんね。
でもってムカデ退治も無事終わり。めでたしめでたしでございます。
なんか、
こんなんけっこう、好きですわ。
子供相手でありながら高いクオリティを持つ舞台。
すごいです。
劇団ニットキャップシアターさん。本公演を、また観に行こう。
それにしてもどでかいステージでしたねー、びわ湖ホール大ホール。いやはや。