ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

虎と月

今日はホントは、来月の奈良のイベントの打ち合わせ会の日だったのですが、
バースデーケーキのご予約が入っていたのでそちらはあらかじめ欠席でお願いしてまして、
そしたら、ダンナの友人で作家の柳広司氏から、作品が舞台になりましたとご招待をいただき、
ケーキの方は納品時間を午前中に変更してもらえましたので、
よかったーと思って、有難く観に行ってまいりました。
ピッコロシアター、最寄り駅は阪急神戸線塚口です。
私、昔、この駅の北側に住んでまして。
しかしながら当時はほぼ寝に帰るだけの生活をしてましたので(おそろしく長時間働いていたのです)、
どうやら駅の南側には全く行ってなかったようで、降りてもなーんも思い出せませんでした・・。
ともかく、まずはお昼ごはん。うどん工房「悠々」

にて、鶏天定食いただきました。ダンナはかき揚げうどん。
お出しがおいしいです! 鶏天もやわらかかったし、麺は腰があり過ぎず、でも食感良く。出しとよく馴染む感じ。
うどんの写真は撮ってこなかったんだけど、下調べした時いっぱいいろんな人がUPしてたから、気になる人は検索してね。
女性のみで経営されてて、
たとえば戸を静かに閉めるとか、食器を重ねる時できるだけ音をさせないとか、そういうことにも気を付けてるのが印象的でした。
満足で、いざ、「虎と月」

中島敦山月記」の、10年後という設定。
山月記も虎と月も以前に読んでるのですが、細部を(というか虎と月はオチを!)忘れてしまってて、
観終わってから思い出したわけだけど、あらためて、
すごくよく練られた話だよなぁ、と。
ちょい謎解きモノなので詳しくは書きませんが、
言葉(文字・漢詩)がキーになってて、ほぉぉと面白いのです。
原作がきっちり作り込まれてるのに加え、その勢いを損なわない、スピード感のある演出がとてもよかった。且つ笑いどこもきっちり。休憩なしの一時間半が一気で、見応えありました。
最後の最後のシーン、ふっと理屈から離れて感情にストレートに響いて、思わずホロリ。。やられちゃいました。隣の知らないおじいさんも、ハンケチ出して涙を拭いていらっしゃいましたよ。。。
いいお芝居でした。


劇場を出たあとは、梅田で少し買い物をしてから、難波へ移動、
晩ごはんは「たゆたゆ」でやきとんです。

おいしいものを食べると、踊りたくなりませんか?
お酒はひやおろし「花垣」をいただきました。
このあとは家の最寄り駅まで帰っておきながら家と逆方向のベルタへ。(こういうコースをうちでは「方違え(かたたがえ)」と呼びます。)
そこではまたしても、常連メンバが集ってすてきな企みを・・・。私は暴言を吐いて友情を深めてまいりました(Y子さんゴメン!)。
充実の日曜日でした。