励み

昨日、お客さまから、「普段チーズケーキを食べない娘が、頂き物のポレポレさんのチーズケーキをおいしいといって食べたんです」というお言葉をいただきました。
こーんなうれしいことはないです。
先月は、チョコレートの苦手な叔父さんが、うちのトリュフだけは「うまいうまい」と言っていくつも食べていたとのこと。昨年は、生クリームの嫌いな人が、うちのデコレーションケーキなら大丈夫と言って、ご友人のバースデー毎に使ってくださるように。
他店と何がどう違うんだろう？
正直、苦手な人を意識して作ったことはないです。いわゆる「ニンジンが嫌いな人のためにすりおろしてハンバーグに混ぜ込んでみた」的なことは、全くしないです。それどころか逆に、素材の味を「どうだっ！」ていうくらいに効かせるのが好き。「何味なんだか？」みたいな曖昧なのは、ポレポレでは商品化しません。
こういう嬉しいお声をいただける一方で、「あぁ駄目だ、濃すぎる」と、受けつけないお客さまも、きっといらっしゃるのだとは思います。
でもね、所詮は嗜好品。それでいいんじゃないかと思っています。一般うけするように作ってはいないし、万人に好まれるものなんて無いと思ってる。ただ、自分がおいしいと思えるものをお勧めしたいというのが基本。
苦手な人が食わず嫌いしないで口に放り込んでくださった時点で、まず感謝！
吐き出さず飲み込んでもらえて、なおかつにっこりしていただけたなら、万々歳！！
職人冥利に尽きます。