ますますぽれぽれな日々

Formerly known as 「ぽれぽれな日々」@はてなダイアリー

20周年同窓会

kaepole2008-08-19

私の通ってた高校は、卒業して20年に最初の同窓会が開かれます。
我々の学年は、普通科10クラス・家政科2クラスありました。在校中に決めてあった各クラスの幹事が連絡をとってくれて、この度、160名が集いました。
会場へは、ダンナの弟くん(同校同学年なのです)と一緒に行きましたから、少なくとも一人は知った顔がいるわけですが、あとはさて、どなたがどなたやら、受付を済ませて軽く周りを見渡すも、きれいなよそゆきのおねえさんばかり・・・・
私、高校三年間、ほんまにぼーっとすごしてしまいましてね。いったい何を習ったのやら、誰としゃべったのやら。女の子の友達も少ないのにましてや男の子なんて、薄ーい記憶しか残ってないのです。
とりあえずどこに座ったものかと入り口で思案してますと、クラスの幹事の子が見つけて声をかけてくれまして、ちょっと安堵。そのうちにちらほらと見覚えのある顔が揃いはじめて、だんだんと賑やかくなってきました。
宴会の前に写真撮影がありますので、時間になったらいったん部屋を移動して、全員で記念撮影。カメラマンさんは、シャッターを切る瞬間に「はいっ!!」っといきなり大声を出す人。「この演出どこかで・・・」と思ったら、つい半年ほど前にここのホテルで私の弟が結婚式を挙げたんでした。わかってても笑ってしまうのに、やはりみんなに大ウケで、一枚目撮ったあとなぞ拍手が起こる始末。どうやら全体にノリの良い学年だったみたいです、知らなかったけど。
そんなこんなでテンション上がりつつ、先生方からもご祝辞いただいて、宴会突入。実行委員さんが頑張って準備してくれたゲーム(現在の校舎を映して廻ったビデオを流しながら、当時と違うところを当てるクイズ)なんかもなかなかおもしろくて、私の座ってたテーブルが一番正解が多かったというので呼ばれて前に出ると、ダーツの矢を手渡される。会が始まる前に、円卓に貼った方眼紙に名前を書き込んでおいたものがここで登場して、つまりそれに向かって矢を投げ、当たった名前の人が景品をもらえるという。
私の投げた矢はなーんと偶然にも義弟くんに当たりまして! ふっふっふ、家に帰ってから景品(商品券でした)を山分けしてもらったのでした。ラッキー。
この頃にはもう、みんな動き回って席も入り乱れてますし、あちこちで数人かたまっては立ち話してます。私は心の中で「えーと、何ちゃんだっけ・・・」と思いながら相手の顔をじーっと見てるうちに、目が合って先に向こうに笑顔で私の名前を呼ばれちゃうともう、思い出せないのが申しわけなくて、「しまった、胸の名札を先に見るんだった・・・」の繰り返し。
それでも少しずつくだけていくうちに、ふと、みんなを見回してて気付きました。
顔がね、子供に戻ってるんです。最初会場に入ったとき「知らない人ばかり・・」と感じたのは、やっぱりみんなが「今の顔」をして、おすまししてたからなのでしょう。たくさんしゃべって、気持ちが戻って、知らず知らず当時の顔になって、みんな笑ってました。その顔を見て「あ!」と思い出す人も何人かあって。おもしろいなぁ、って。
あと、女の人はお化粧しちゃいますからね、特に目の上が青かったりすると、雰囲気違ってわからないもんです。これも発見。
そうそう、先生方も、すごく変わられた方あり、逆に若返ったように見える方あり。我々が当時の先生の年齢に近づいている、あるいは超している、というのも、感慨深いものです。
母校の教員になってる子もいました。地元で学校の先生になっている人はかなり多いので、同級生の子供の担任してる、というようなケースもけっこうあるみたいです。
さて、宴の最後は、元応援団のメンバーにコールがかかって、振りを思い出し思い出ししながらの大盛り上がり。そして先生方に記念品を渡し、校歌斉唱して、中締め。閉会挨拶で、締め。
帰り際に、クラス写真を記念に撮ってもらいました(写真)。そのあと二次会もあったのですが、私は出席せず、ダンナの友人の集まる飲み会に誘ってもらってたので、そちらへ流れました。
さっそくそこで今終えたばかりの同窓会の話をしますと、ダンナ(同校3つ先輩なのです)の時よりもずいぶん内容が充実してるなぁとのこと。年毎に、幹事によって、様々なようです。来年の幹事(1コ下の子)が2名参加してましたが、それも伝統のようです。
ちなみに、会場は毎年同じホテルニューオータニなのですけど、ダンナは3年前、間違えてワシントンホテルに行ってしまってうろうろし、そして今回も私と弟くんを車で送ってくれるに際して、やっぱりワシントンに向かってくれました。どちらも鳥取駅前で近所ではあるのですが、彼の中でどうもこの二つのホテルがごっちゃになるみたいです。それから、我々の学年の集合写真(宴会前に撮ったものが即、終わるまでに配られた)を見て、自分の学年でもないのに、妙に楽しげ。部活の後輩や友人の弟妹・知ってる先生に関してはともかく、知らなくても特徴のある人を見つけては「これ誰?」と嬉しげに聞いてきて「ほぉ〜!」と言って盛り上がってるんだから、可笑しな人です。いいけどさ。たしかに、職業を問いたくなるようなスタイルの子も目立ったからね。
ま、なにはともあれ、参加して良かったなぁと思えた高校同窓会でした。
数日経って気付いたことなのですが、久しぶりの友人との対面に私は、「元気そうでなにより!」とは思ったものの、「懐かしいね!」という感情は、ほぼ皆無。
それは多分、自分が今現在、まだまだ進行形にあるから、なのだろうと思います。
また歳をとった頃に振り返ると、あらためて、楽しいのでしょうね!